こんにちは！あゆみ学舎スタッフの坂本です。
今年度、あゆみ学舎のゼミ授業で特に力を入れているのが「大人インタビュー」。
働く大人から「なにをしているの？」「なぜ働くの？」を始めとしたお話を伺うことで、
社会との接点を広げ、自分の興味や価値観を広げよう！というゼミ授業です。
〜過去のゼミ授業についてはこちらから〜
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11月28日（金）に大人インタビュー番外編と題して、
全校生徒に対して今井紀明さんの講演を開催しました！
認定NPO法人D✕Pで代表理事を務める今井紀明さんは、
15年前のイラク人質事件で人質として拘束された経験を持っておられます。
帰国後「自己責任」の言葉のもと日本社会から大きなバッシングを受け、
対人恐怖症になるも、ご友人や大学進学後の出会いがあり復帰。
そういったライフヒストリーとともに、
なぜ認定NPO法人D✕Pを立ち上げたかという経緯や、
どんな高校生たちと何を考えて接しているのかをお話いただきました。
普段から生徒との交流・対話を大事にされていることもあり、
講演では、生徒同士のコミュニケーションや、
それぞれの意見・アイデアを発表する時間を設けていただきながら、
進めてくださいました。
対話の時間や、今井さんからマイクを向けられたときの
恥ずかしい様子とは打って変わって、
感想文の枠いっぱいに感じたことを生徒が書いてくれていました。
・今井さんが対人恐怖症を克服したことを聞いて、人との関わりは大切だと改めて感じました。
・自分は挑戦をあまりしないが、興味のあることはノリでやってみようという言葉が印象に残り、チャレンジしてみようと思った。
・不登校や中退に対してあまりいいイメージを持っていなかったが、可能性がいくらでもあることに驚きました。
といった感想が多く、自分の可能性を信じる一歩目を踏み出してくれたように思います。
「あなたたち1人ひとりに可能性がある」というメッセージを、
いつも関わる私たちや先生ではなく、外部の大人から伝えられる経験というのも
大きかったのかなと、この講演を企画・運営した身としては強く感じました。
様々な職業に触れたり、様々な大人に出会う経験というのは
やはり地方高校では限られてきてしまいます。
選択肢が多いということが必ずしも幸せであるとは思いませんが、
少なからず、自分が幸せでいられる選択をするための素材として
たくさんの仕事や、たくさんの大人に出会い、
そこから、やりたいこと・やりたくないこと、好きなこと・きらいなこと
などを発見してもらえると、生きやすくなるのかなあと思います。
ということで、甲佐高校の豊富な体験型学習に加えて、
あゆみ学舎でのゼミ授業も、引き続きしっかり生徒に提供していきたいです！
改めて、認定NPO法人D✕Pのみなさま、今井紀明さま、
貴重なお時間をいただき、ありがとうございました！
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認定NPO法人D✕Pについて
「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」
Ｄ×Pのビジョンは、その若者がどんな境遇にあったとしても、 自分の未来に希望を持てるような社会の構造をつくること。 これは「自ら這い上がって立ち直れる」という意味でなく 「周囲の人の手を借りて、自分なりの一歩を踏み出せる」ことを意味しています。
子どもも大人も、豊かな人とのつながりを持っていて、 生きていくなかで嬉しいことも辛いこともありながらも 「まあ、これからも大丈夫かも」と思えるような。 それが、”自分の未来に希望を持てる” ということだと思っています。
「生きていける」と思えるような、人とのつながり。
わたしたちは、「人とのつながり」がこの社会をいきてゆく土台となり セーフティーネットになると考えています。
そこで、生きづらさを抱えた10代が多く集まる通信制・定時制高校で 「人とのつながり」をつくる取り組みと 高校生が卒業後も自分らしく生きていくことができるように、 進路や就職に関するサポートを行い「いきるシゴト」を 一緒に考える取り組みを行っています。
ホームページ：認定NPO法人DxP（ディーピー）
Facebook：認定NPO法人DxP（ディーピー） @npodxp
Twitter：認定NPO法人DxP（ディーピー）@npo_DxP
今井紀明さんTwitter：@NoriakiImai
D✕P（ディーピー）では、
どんな境遇にあったとしても、周囲の人の手を借り、
自分の未来を信じて生きていけるよう、
「人とのつながり」というセーフティネットを広げる仲間を集めています！
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