こんにちは!あゆみ学舎スタッフの上松です。
12月23日(月)、あゆみ学舎にて、
ゼミ授業「あゆみアートゼミ〜クリスマスのおはなし編〜」を実施しました!
今回は「世界の歴史と文化を知る」を目的としたゼミでした。
まずは、アイスブレイクを兼ねて、
クイズ!このサンタはどこの国のサンタでしょう!を行いました。
緑のサンタクロースや黒のサンタクロース、
羊の妖怪(!?)や魔女、サーフィンをしているサンタの写真から
それぞれの国を当てます。
なんと全問正解した生徒も!
クイズの解説をしながら各国の文化の違いについて説明しました。
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次にサンタクロースの起源についての一説を紹介します。
こちらはサンタクロースの起源と言われている聖ニコラウス。
仏頂面で気難しそうな雰囲気は現在のサンタクロースとはかけ離れていますが、子どもや貧しい人々のために生きていた彼は「子どもの守護の聖人」と言われています。
ー聖ニコラウスの伝説ー
ニコラスの近所には3人の娘のいる家族が住んでいました。
たいへん貧しくて、娘を売らなければならないほど、お金に困っていました。
そのことを知ったニコラスは、その夜、その家の煙突から金貨を投げ入れました。
ちょうどその金貨は、暖炉のそばに干してあった靴下の中に入って、そのお金で娘たちは救われたのでした。
15世紀頃までは贈り物をくれる存在として知られていた聖ニコラウスですが
ルターの宗教改革によりその座を脅かされることになります。
そして現れたのが、現代まで伝えられる様々なサンタクロースだとのことです。
(※様々な説があります!)
サンタクロースから宗教改革の話につながり、現代へとつながっていく。
少し歴史が身近に感じられたのではないかなと思います。
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サンタクロースの話が終わったところで
「クリスマスって何の日?」
と生徒にたずねてみました。
クリスマスを「キリストの誕生日」と認識しているひとも多いと思いますが、
「キリストの生誕を祝う日」であって、実はキリストの誕生日では無いのです…!
また、キリストの誕生日は、実は聖書にも詳細がなく、
「羊飼いたちが野宿できる気温なんだから誕生日は夏!」
とも言われています。
(※こちらも様々な説があります!)
現在世界の人口の3分の1ほどがキリスト教信者だと言われており、
イスラム教信者、ヒンドゥー教信者と続きます。
宗教の影響力が強い国も多く、
それぞれの国の社会のあり方や、人々の生活、考え方に反映されています。
宗教に疎いとされる私たち日本人ですら、
神道・仏教の考え方や文化が、日常に自然に溶けこんでいることを
実感することがあるのではないでしょうか。
私はこれからの時代、様々なひととコミュニケーションを取る上で、
英語が出来ることよりも"文化や背景を知っていること"が重要だと思っています。
この授業が、身近な文化を取っ掛かりにしてさらに視野を広げる
という学びのきっかけになったら嬉しいです。
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最後に、世界の文化を体験するために
クリスマスのグリーティングカードを作成しました。
英語のメッセージの例文をみんなで訳し、
各々好きなようにカードを作ってもらいます。
そして完成した作品がこちら!
生徒ひとりひとりの個性があらわれた、素敵なカードが仕上がりました!
それぞれの大切なひとたちに渡せていたらいいな〜と思います。
来年も「あゆみアートゼミ」で
アートや文化をきっかけに様々な学びができるよう計画中です!
わたしの「好き」が生徒の「学び」につながることを祈って
Merry Christmas and a happy New Year!
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