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  • 執筆者の写真甲佐町公営塾あゆみ学舎

今年度のオンライン対話型授業を終えて


こんにちは、あゆみ学舎スタッフの西田です。

卒業式を終え、3年生のいなくなった甲佐高校は少し寂しく感じます。


今年度、あゆみ学舎は学校で行っている1年生の「総合的な探究の時間」に伴走してきました。今回は1年を通して感じたことや、今後への期待について書こうと思います。


この授業は現在、「誰ひとり取り残さない対話型キャリア教育」として月1回Google meetを用いて行なっています。一般社団法人イキハタさんからファシリテーターの方々を招き、生徒4人、ファシリテーター1人のグループに分かれてオンラインで対話するこの授業は、3月で計10回を終えました。



生徒たちからすれば、見ず知らずの大人とコミュニケーションをとる場になっているのですが、生徒たちの吸収力や順応するスピードは凄まじいです。今では、親戚の人と話しているような距離感で、とても頼もしく感じます。

また、今後増えるオンラインでのコミュニケーションに備え、Google meetの立ち上げなども生徒に一任しています。念のため、あゆみ学舎のスタッフがサポートに入っているのですが、最近ではあっという間にオンライン会議を立ち上げてしまう生徒が続出し、技術面でも着実に成長しています。



来年度は、コミュニケーションをとる楽しさに加え、他者と対話しながらモノゴトをさらに深く思考できるようなプログラムを考えていきます。思考を深めるには自分の話だけでなく、他者の話や考えに耳を傾け、受け入れる姿勢が必要です。相手の質問に答える、質問するなどできて当たり前、と思うことは案外大人でも難しかったりします。

こういった小さなことから身につけ、「他者に興味を持つ自分」に出会う生徒が表れることで、日常的に対話が発生します。その結果、他者や自分について深く知る機会が増えるのではないでしょうか。



自分について知ることは、生徒が未来を選ぶ際に必要になります。総合的な探求の時間を利用し、5年後、10年後の自分をより鮮明にイメージすることで悔いのない道を歩んで欲しいと思います。

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